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ポルシェがニューモデルを発表:ディーゼルエンジン搭載のカイエンポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:Dr.ヴェンデリン・ヴィーデキング)の取締役会は、カイエンシリーズのラインナップをより充実させるため、ディーゼルエンジン搭載モデルを2009年2月より発売するという決定を下しました。今回のこの決定は、ディーゼルエンジン搭載車両が税制的に優遇されるという、欧州市場を中心とした法改正を受けてのものです。さらに、乗用車用ディーゼルエンジンの世界最大メーカーであるフォルクスワーゲングループの株式をポルシェが保有しており、そのディーゼル技術を活用できる新たな機会の到来であることも今回の決断を後押ししています。

ポルシェがカイエンのディーゼルモデルに搭載するエンジンは、VWグループの子会社、アウディAGが供給する、最高出力240 PS(176 kW)の3リッターV6ディーゼルターボエンジンになる予定です。このカイエン ディーゼルの平均燃費が9.3リッター/100 kmで、CO2排出量は244 g/kmです。エンジンは自然なスロットルレスポンスと太いトルクが特徴的で、スポーティなオールテラインビークル、カイエンが求める高い走破性を実現します。最大550 N・mの強大なトルクは、スポーツ性の高いシャシーによって自在にコントロールできるため、ポルシェの醍醐味であるドライビングプレジャーが体験できます。

顧客の需要に応え、このニューカイエンモデルは、まず欧州で販売されます。その他の市場での発売についても検討を開始しています。

ポルシェの取締役会は、V6ディーゼルターボエンジンの投入により、カイエンシリーズが長期的な好調を維持できるものと自信を深めています。2007/08会計年度には、同シリーズ(現在販売中の5モデル)の販売実績が年間販売台数として過去最高の45,478台を記録しました。

カイエン ディーゼルの投入により、ポルシェは引き続き燃料消費量を削減するという社会的責任を果たします。すでに2007年の春には、実走行での燃料消費量を最大15 %削減できるガソリン直噴エンジンを搭載した第2世代のカイエンシリーズがデビューしており、2008年の夏からは、このダイレクト・フューエル・インジェクション(DFI)を最新世代の911 シリーズにも採用しています。現在ポルシェは、燃料消費量が9リッター/100 kmに満たない、カイエンのハイブリッドモデルを開発中で、2009年末の市販化を目指しています。

ディーゼルエンジン搭載のニューカイエンは、2009年2月以降、欧州各国のディーラーで販売されます。トランスミッションは、優れた実績を誇るオートマチック「ティプトロニックS」を搭載します。

2008/11/21