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ボクスター スパイダーが「ベスト ハンドリング カー イン アメリカ」にポルシェAG（本社：ドイツ、シュトゥットガルト 社長：ミヒャエル・マハト）のボクスター スパイダーに、アメリカの著名な自動車専門誌「Car and Driver」から「ベスト ハンドリング カー イン アメリカ」賞が授与されました。その卓越したハンドリングにより、ボクスター スパイダーは、ミシガン州のウォーターフォード・ヒルズにあるサーキットで行われたテストドライブで他の6台の強力なライバル達を凌駕しました。ボクスターシリーズのフラッグシップに位置するこのモデルは、そのバランスの取れたシャシー、精確なステアリング、そして限界域に至るまでのコントローラブルなハンドリングにおいて、経験豊かなテストドライバー達をうならせたのです。

テストはボクスター スパイダーの特徴が率直に反映された結果となりました。軽量、パワフル、オープントップ、そして極めて効率的かつ経済的なボクスター スパイダーは、ポルシェのスポーツカーが誇る最も純粋な形が具現化されたモデルです。車両重量はポルシェの中で最も軽い1,275 kgに収まっています。ポルシェ インテリジェントパフォーマンスと呼ばれるコンセプトにより、最高出力239 kW（320 PS）を発生する水平対向6気筒エンジンは究極のスポーツダイナミクスと優れた燃費を実現しています。ポルシェ・ドッペルクップルング（PDK）にスポーツクロノパッケージを組み合わせたスパイダーでは、0－100km/hを4.8秒で駆け抜け、同時に100 kmあたりの燃料消費がわずか9.3リッターという低燃費を実現しています（NEDC準拠）。ボクスタースパイダーの外観上の大きな特徴は、後方まで伸びるフラットな形状の軽量ファブリック製ソフトトップです。ソフトトップ収納部のハードカバーにある、人目を引く「ダブルバブル」のデザインがリアリッドにまで伸びており、ソフトトップを閉めると、そのシルエットはカレラGTを彷彿とさせたものとなります。

ボクスターの基本コンセプトは、1953年にデビューした伝説的な550スパイダーを受け継いでいます。ロードスターコンセプト、軽量性、独創性、そして最大限のドライビングプレジャーを引き出す高い俊敏性などがこの2つのモデルの共通した特徴です。550スパイダーは初めてレース専用にシュトゥットガルト-ツッフェンハウゼンで開発されたスポーツカーですが、公道を走行することもできました。デビュー後、車両重量が550 kgのスパイダーは当時サーキットや公道で行われたレースで数々の勝利を収めました。

2010/9/10