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ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011 第1戦-2戦 プレビュー東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011年シリーズ 第1戦 - 第2戦を、2011年5月21日(土)、22日(日) 岡山国際サーキット(岡山県)にて開催いたします。

東日本大震災の影響で延期されていたPorsche Carrera Cup Japan(PCCJ)第1戦-2戦が5月21〜22日に岡山国際サーキット(3.703km)で開催される。2本のストレートと13のコーナーで構成され、幅が狭くパッシングポイントも決して多いとは言えないテクニカルサーキットだ。結果を残すためには予選での順位と、前走者のスキを見逃さない一瞬の判断力が求められる。また、今大会も引き続きスーパーGTとの併催となる。

2011年シーズンの実質的オープニングイベントとなった前戦の富士大会(4月30日〜5月1日)では、PCCJ育成ドライバーとして2年目を迎える#14 安岡秀徒がチャンピオンクラスを、#15 神取彦一郎がジェントルマンクラスをそれぞれ制した。開幕戦で圧倒的な速さを見せた#14 安岡を誰が止めるのか、次戦岡山では目の離せないバトルが展開するはずだ。また、PCCJルーキーながら富士大会で速さを見せた#22 Michael Greenや、上位に入ってきた#47 藤田明、#16 横幕ゆぅ、#18 大久保仁、2010年の岡山開幕戦で3位に入った#5 高見沢一吉らの活躍にも期待がかかる。#14 安岡は富士大会で「金曜から決勝までの組み立て」を自らの課題としていたが、ダブルヘッダーでの開催となるこの週末は、それを克服できるかにも注目したい。

なお、この岡山大会では2010年のクラスAにシリーズ参戦した林久盛がスポットで出場。2010年の同大会では3位表彰台を獲得しており、今回も上位陣に割って入る活躍を見せてくれるはずだ。富士大会のエントリー13台に、2010年ランキング4位の実力者を加え、総勢14台の接戦が幕を開ける。

さらに、PCCJ初の試みとして今回の予選は従来のタイムアタック方式ではなく、ノックアウト方式を導入。予選をQ1、Q2というふたつのセッションに分けて、それぞれの結果でグリッドを決めていく方式だ。Q1セッションは15分間行なわれ、タイムの上位8台のみがQ2に進出。Q2は10分間行なわれ、このタイムによって最終的なグリッドを決定していくという仕組みになっている。短時間で一発のタイムを出す力が問われると同時に、できるだけトラフィックのないタイミングを計る冷静さが求められる。言うまでもなく、スプリントレースにおけるグリッドは非常に重要だ。ノックアウト方式を採用することで、これまで以上に緊張感の高い予選となるだろう。

マシンの面では、今年から幅が変更されたタイヤの使い方もポイントになりそうだ。2010年に比べフロントで+10mm、リヤは+30mmと、これまでと同じ感覚やセッティングで乗ろうとするとアンダーステアが強く感じられる傾向になる。富士スピードウェイとはまったく違った性格のコースとなるため、タイヤに合わせたドライビングだけでなく、タイヤを活かすセッティングをいち早く見つけ、どこまでその性能を引き出すことができるかがカギとなる。

第1戦の予選は5月21日(土)の8時10〜8時45分、第1戦の決勝は同日14時〜(15周)を予定。第2戦は翌22日(日)の12時〜(15周)を予定している。

2011/5/17