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ポルシェが10億ユーロを超える営業利益を記録ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)は、2011年度上半期(2011年1月から6月)の収益を伸ばし営業利益10億7000万ユーロを計上しました。2010年同期の営業利益は6億7500万ユーロでした。今年度6ヶ月の売り上げは、2010年同期比で18.9パーセント増の52億2000万ユーロとなっています。販売台数は、26.3パーセント増の56,272台でした。カスタマーデリバリーは36.8パーセント増の60,659台を記録しました。
ポルシェAGのマティアス・ミューラー社長は、この力強い成長を「世界的に高まっているプレミアムセグメントのスポーツカーへの需要がポルシェの非常に魅力的なモデルラインナップへの追い風になりました」と説明しています。また、ミューラーは2011年度にポルシェの販売台数としては新記録となる10万台超を目指していることを認めました。
ポルシェAGのルッツ・メシュケCFOは、2011年上半期における高いレベルの流動性資金について「当社は、すべての投資を自社キャッシュフローで補うことができました」と話しています。また、「これはポルシェAGの高い収益ときわめて健全なコスト構造によるものです。今後の車両開発プロジェクトも、自社内のキャッシュフローで行う予定です」と強調しました。また、2011年度全体の見通しについて、メシュケは今後も引き続き高い販売利益が期待できると言います。「これは、当社が掲げる世界でもっとも収益率の高い自動車メーカーとなるという目標を支えるものです」。
今年度上半期の26.3パーセントの販売台数増は、カイエンの大きな成功を反映したものです。このモデルレンジは、2011年1月から6月で28,405台を販売し、これは、2010年同期比と比較して2倍以上の販売台数となります。カイエンS ハイブリッドは、およそ2,000台を売り上げ、ポルシェはハイブリッドシステムを搭載したプレミアムSUVセグメントの販売台数で他社を圧倒しました。パナメーラの販売台数は3.2パーセント減の11,567台でした。2011年8月、ポルシェはパナメーラ ディーゼルを加え、モデルレンジの充実を図ります。モデルチェンジを控えているものの、スポーツカーの販売台数は高いレベルを維持しています。合計販売台数16,300台(前年同期比12.1パーセント減)に占める各モデルの台数は、911が10,101台、ボクスターが3,860台、ケイマンが2,339台となっています。
今年上半期、ポルシェAGは世界の主要マーケットで成長を遂げました。もっとも大きな販売の伸びを見せたのは中国で、2010年同期比で47.1パーセントの成長率、台数で11,712台を販売しました。欧米を除く世界各地とアジアの販売台数は合計43.7パーセント増の20,400台となっています。ヨーロッパでは、10.5パーセントの成長率を達成しています。
ヨーロッパで販売された18,853台のうち、6,734台はドイツ市場で販売されました。(同0.9パーセント増)アメリカでの販売は、2010年同期比で27.9パーセント増の17,019台を記録し、このうち北米のみで15,466台を売り上げています。(同25.1パーセント増)
生産台数は64,951台(同45.8パーセント増)となり、その内訳はカイエン31,661台、パナメーラ13,933台、そのスポーツカーが19,357台となっています。従業員数は、2011年6月30日現在13,908名で、2010年12月31日に比べて5.7パーセント増とわずかながら増加しています。
2011/8/4