ポルシェスポーツカーの60年 – メイド・イン・ジャーマニー

現在、ポルシェは記念すべき節目を迎えています。今から60年前、家族経営の製造事業がその第一歩を記しました。どちらかといえば控え目なこの船出から、やがて世界をリードするスポーツカーメーカーとなるに至る驚異的な成長を、当時は誰も予想できなかったことでしょう。

1948年6月8日、自動車の歴史は新たな時代に入りました。この日、ポルシェ356 のプロトタイプ（車台番号 356-001）が発表され、公道走行の許可が下りたのです。「私の夢を実現してくれる車はどこを探しても見つからなかった。だから自分で造ることにした」と、フェリー・ポルシェは語っています。課題に挑む開拓者精神は今日に至るまで受け継がれ、ポルシェのフィロソフィーを形作っています。

過去60年の間に、ポルシェは様々な経験をしてきましたが、確固としたブランド、優れた生産方式、そして革新的なモデルの継続的な開発により、かつての小規模なスポーツカー専門メーカーは、またたく間に世界でもっとも成功を収めた高収益の自動車メーカーへと成長しました。