ポルシェ 911ターボ
1975年モデルでは、ターボチャージャー技術の採用により、ポルシェ 911の中でも特にパワフルなモデルである911ターボが導入されました。
デビュー以降、911ターボ(当初のコードネームは930)は911モデルのフラッグシップに位置づけられています。
930は張り出したリアフェンダーが特徴的で、ボディが12cmワイドに造り上げられています。リアホイールアーチの前部にはブラックのストーンガードフィルムが装着され、リアリッドにはブラックのワイドなハードラバーボーダー付の独特なリアスポイラーが備わります。
1977年モデルまで、リアリッドにはグラスファイバー強化プラスチックを採用。1978年モデル以降、リッドにはシートスチールを使用し、インタークーラーを取り付けるためのプラスチック製固定式リアスポイラーはさらに大型化されました。またターボモデルも、エグゾーストシステムにデュアルチューブテールパイプを設定。ターボチャージャーの過給圧制御バルブが開くと、排気ガスは左側のテールパイプからのみ排出されます。
1987年モデル以降、ターボモデルにもタルガおよびカブリオレのボディタイプが用意されました。
1989年モデルでは、4速マニュアルトランスミッションに代わり、5速マニュアルトランスミッションが搭載されました。
- 1975-77年モデル 排気量:3.0リッター、最高出力:260PS
- 1978-89年モデル 排気量:3.3リッター、最高出力:300PS